Webセントリックマーケティングのチカラ

経営戦略において真剣にWebセントリックマーケティングを考えてみよう

Webセントリックマーケティングの本質

先日の社内全体会議で、Webセントリックマーケティングについてプレゼンをしましたが、どうもうまく伝えきれないので、いつも考えていることを整理してみました。一言で伝えられないと言うことは、自分自身も詰め切れていないのでしょう。

## ちなみに、僕は専門化志向ではないので、具体的に、そして精緻に落とし込んでくれる人を常に求めております。

Webセントリックマーケティング(WCM)は、思想だったり、概念ですので、「はい、これがWCMでござい!」みたいな明確なプロダクトやサービスがあるわけではありません。「会社として、どういう思想や意志でマーケティング活動に取り組むか」ということです。

 

CRMという考え方

たとえば、CRM(顧客管理)というマーケティング手法がありますが、これもシステムや具体的な手法というよりも、僕は「会社としての姿勢、意志、さらには経営方針」だと考えます。(経営戦略、マーケティング戦略とも言えるかも知れませんが・・) つまり、「お客さま一人一人に丁寧に対応し、お客さまとの関係を長期的に維持する。そして、その結果、顧客単位の収益を最大化する」というCRMの考えは、CRMシステムパッケージの機能の問題ではなくて、経営者の意志の問題であり、経営方針であるということです。

経営者がよく「お客さま一人一人に誠心誠意を持って対応しなさい」といいます。これはまさに「CRMを会社の基本経営方針にします」と言っているようなことです。そのトップの考えを、具体的にサービスや製品に落とし込んでいくと、「顧客情報をDBで管理し、購入履歴、趣味思考を把握した上で、サービスに反映させる」ということであり、経営指標としては「顧客単位のLTV(ライフタイムバリュー)や収益性」を追い求めることになるのだと思うのです。

 

Webセントリックマーケティングという考え方

それと同様に、WCM(Webセントリックマーケティング)も経営方針、経営者の意志になるわけですが、どんな意志になるのでしょうか? いくつかあります。

まずは、

・会社全体のマーケティングプロセスを定量化し、計測し、ROIを中期的に高めていくこと

「こういうことに全社として取り組まむぞ!」という経営の意志がなければ始まりません。全社として、、というのがポイント。

ただ、これだけでは、これまでの歴史の中でも求められていたでしょう。

それが、Webセントリックになることでどうなるのか?

・ネットワークテクノロジーを駆使しろ

という全く新しい概念がはいってくるわけです。

別の言い方で言うと、インターネットというテクノロジーがもたらしているパラダイムシフトに乗れっちゅーことだと思います(ベタだなぁ)。俗に言う、Web 2.0 という考えも通じてくるところがあります。

ここが奥が深い。

というか、Webセントリックマーケティングや次世代マーケティングを思考するには、やはりインターネットが持つ本質を、技術、経済、社会、メディア、エンターテイメントといったいろいろな観点から理解することが要求されます。結局、ここに興味を持ち、楽しみ、理解を深めていかない限り、従来型のマーケティングやビジネスモデルからは脱却できません。

例えば、

  • ネットワークの外部性を活かすマーケティング
  • ユーザー参加型(エンゲージメント)のマーケティング
  • 集合知を活用したリコメンデーションやパーソナライゼーションを活かしたマーケティング
  • 柔軟なビジネスアライアンスが構築できるようなエコシステムを基盤にしたマーケティング
  • ユーザーエージェントを活用したマーケティング

 

こういったマーケティングを、一貫したブランド体験の中で成立させ、中長期的にROIを高めていくために全てのマーケティング活動を計測していく。

これがWebセントリックマーケティング。

結局、むずかしいですね。(笑)

でも、この話を考える上で、ぜひアップル社のマーケティング活動を参考にしてみて下さい。僕が書いていることを実践しているはずなので、イメージしやすいと思います。App Store のカウンターがすごいです。

2009.04.12 by sasaki
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