Digital Agency Of The Year - R/GA with Nike case -
ゴールデンウィークですねぇ。。
僕はずいぶんとリラックスした日々を過ごしていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、いまさらですが、2月にAdWeek が発表した Digital Agency Of The Year について、コメントを。。
先日、ネットイヤーセミナーで初めて、「自社メディア戦略」にフォーカスをして講演をしました。正直、自分自身もまだ完全に消化しきれていなかった面もあり、説得力に欠けていたかも知れません。
Digital Agency Of The Year 2008に選ばれた R/GA のCEO Bob Greenberg 氏は、
“There’s a couple different directions agencies will have to take,” says Greenberg. “There’s a difference between us and someone like Crispin Porter + Bogusky. We’ve taken the direction of building brand platforms rather than viral stunts or one-off things.”
と言っていて、この brand platform (ブランドプラットフォーム)というのが、まさに僕が言うところの「自社メディア戦略」と合致します。
## ところで、Greenberg 氏のこのコメントはけっこう挑発的で好きです。Crispin Porter + Bogusky は、あの有名なバーガーキングのクレージーなチキンのバイラルキャンペーンを仕掛けたところですが、その彼らに対して、”ある種無謀で、一発モノで偶発的なクチコミを仕掛けるようなエージェンシーとは、うちは違うんだ”と言っています。
個人的にはR/GAが目指している姿は、大きな部分で共感できるものがあります。それをエージェンシーとか、広告会社とか、ウェブインテグレーターと呼ぶのかはわかりませんが、少なくとも、
「クライアントのブランドを強めるために、ネットワークテクノロジーを使って新しいサービスや商品を、消費者に提供するプラットフォームの戦略立案からクリエイティブ、実装、運営、展開までを行なう会社」
は求められていると思います。
この取材では、Nike+の事例が紹介されています。「iPodを使って、みんなで走る体験を共有しよう」ということですが、これが単に期間が決まった単発モノのキャンペーンではなくて、継続的なプラットフォームであることが重要です。日本のクライアントだと、どうしても「この夏のキャンペーン」という切り口で終わってしまいがちですよね。
そうではなくて、「走る体験を共有する」「走ることで自分が成長する」「実際に知らない人と一緒に走る」、そして最後に「気持ちよかった!!」という充実感や自己満足感、達成感を感じてもらうことこそがナイキのブランドそのものなわけですから、Nike+は”限定的なキャンペーン”ではなくて、継続的な”サービス”として提供すべきなんですね。
つまり、僕たち(新しいタイプのマーケティング会社を思考している人たち)は、クライアントのブランドの本質を捕らえ、どういったブランド体験を顧客に提供し続けることが、ブランドの強化に繋がるのかビビッドなプランにして、それを卓越したクリエイティブとテクノロジーで具現化する力を持ち、さらにそれを運営し、拡張、展開していくビジネスセンスを発揮しなければならないのだと思います。