Webセントリックマーケティングのチカラ

経営戦略において真剣にWebセントリックマーケティングを考えてみよう

Chief Analytics & Optimization Officer

こんにちは。
またすっかり時間が空いてしまいました。
(何にも考えていないわけではなくて、いろいろと書きたいことはあるんですけどね。。)

さて、いまは、Salt Lake City に来ています。ユタ州です。モルモン教です。
ケントデリカットです。お酒駄目です。(でも、飲めました。)

SiteCatalyst の Omniture Summit (オムニチュア サミット)に参加しています。
不況の風はどこへやら、、といった感じで、なかなかに派手なイベントを展開しています。

 

参加者2000名以上が世界中から集まっています。

 

Concept of Omniture Online Marketing Suite

Concept of Omniture Online Marketing Suite

 

 

こういうイベントに参加すると、改めて欧米のプロダクトマーケティングは戦略的に
展開されているなぁと感心します。

オムニチュアいわく、「マーケティングを推進している会社が、マーケティングが下手でどうする?」ということらしく、おっしゃる通りだと思います。

久しぶりの英語漬けで、かなりヒーヒーしているのですが、とにかく全体的なキーワードは、
 

Optimization 

 です。
メディアスペンディングの最適化、ランディングページの最適化、導線(Path)の最適化、、
とにかく最適化。。

最適化(この日本語、なんかかっこ悪いね)を、プロジェクトベースではなくて、プログラムベース、つまり、継続的な通常業務に落とし込んでやりましょう、ということです。テクノロジーを使って、科学的に、効率的に、効果的に。

確かに、目指す方向性としては当たり前なんですが、これまでのビジョン的な話から、
本当に実際にやってみているかどうか、成果を出しているかどうか、、といった実践的な話に
落ちて来た感じがします。

ちなみに、アメリカで Digital Marketing という言葉を恥ずかし気もなく堂々と使っても、
ちっともスコープの小さい話には聞こえず、とっても可能性が広がる大きなビジョンに聞こえるのは、なぜなんでしょうね。

日本で Digital Marketing (デジタルマーケティング)って使うと、すぐ「マスよりちっさいし、リアルとも連携してない
ウェブを使ったチマチマしたマーケティングでしょ?」的な冷ややかな視線を浴びる感じがします。

さて、Omniture社は、先日WPPから投資を受けました
その影響で、日本の大手代理店さんも情報収集のために大勢で参加されていらっしゃいましたが、
この提携の絡みで、WPPグループのZAAZというインタラクティブエージェンシーが全面的に紹介されていました。

この会社は、ざっくり言うと「クリエイティブ+データ」というコンセプトで、
ユーザーエクスペリエンスデザインやブランディングをきっちりやりつつ、
データを活用したオプティマイゼーションを継続的に行なっています。

なんと、ZAAZには、Chief Analytics & Optimization Officer という執行役員がいました。
Jason Burby とおっしゃる方です。

“So, you are the COO? Cool.” ;)

と突っ込んだら、

“No, I’m CAOO. Everyone said ‘you made it up’ “. ;)

だそうで。。当然、あまり無いタイトルではありますが、この会社の最適化に対するコミットメントや重要さを実感できます。

さすがに、まだうちの会社でも Optimization Group を作るところまでは踏み込めなかったなぁ。。

でも、目指すべき方向は大いに確認できました。
ネットイヤーグループの強みであるIAを定量的なデータを裏付けにした、
マーケティングROIを高めるための最適化ができるように強化していきたいと思います。

Webセントリックマーケティングの基盤ですね。

2009.02.19 by sasaki

リアルの効果測定

先日のセミナーで、受講者の方から、

  「オンラインで完結するビジネスならWebでの効果測定は理解できるが、
   Eコマースをしておらず、店舗での販売をしている我々にとって、
   どうやって、広告媒体の効果測定ができるのか分からない」

という質問を頂きました。

 

たしかに、

  「どの広告媒体に出すのが、もっとも売上に貢献するか」

というのは、誰もが知りたい課題だと思う。

 

ですが、少なくともこれまでのマーケティングや宣伝のやり方では、効果測定ができなかったのだから、

その方法も変えないままで、ただ漠然と「計測したい」と言われても、それは無理だと思うのです。

たとえ、インターネットがあったとしても・・、です。

 

今までのやり方では、効果測定ができないので、だからこそ

  「マーケティングの方法を、Webセントリックマーケティングに変えましょう」

ということなのです。

 

それはつまり、「顧客の購買行動プロセスを再設計する」ということであり、

「顧客の購買行動プロセスに、意図的にWebを巻き込ませる」ということです。

 

【これまで、想定していた購買プロセス】

   雑誌広告や雑誌のPR > いきなりお店で比較検討 >そのまま購入

【これからの新しい購買プロセス】

   雑誌広告や雑誌のPR > まずはWebで興味を持ってもらう >お店で検討 >そのまま購入

   「Webを購買プロセスに挟むことで、その前の広告効果を測ろうとしてはどうですか?」

というのが、僕の提案です。

 

もちろん、この案も詰めるべき所があります

  • 全ての人が、この購買プロセスを通るわけではないので、一部のサンプルを検証しただけで、全体の広告効果測定としてしまっていいのか。
  • それぞれの広告の、Webへの送客力は分かるかも知れないが、Webを見た人が、必ずしも店舗に足を運ぶかどうか分からない。つまり、Webの利用状況と購入状況の相関関係について検証する必要がある。
などなど。

 

でも、「広告>いきなり店舗」という、なんにも追跡できない環境よりは、少しは広告の反応を積極的に追跡することはできると思うんですけどね。。

 

どう思いますか、みなさま?

2008.11.30 by sasaki